味噌醸造場の新規事業構想・プロジェクトコーディネート
suzumiso別邸
クライアント
株式会社すずみそ醸造場(愛知県西尾市)
プロジェクト概要
味噌醸造場のコンシューマー向け飲食・物販事業新規開発
01 事業構想
02 プロジェクトコーディネート(補助金取得・事業コンサルティング・プロダクトデザイン・メニュー開発・店舗デザイン)
01 事業構想
プロジェクトの背景・概要
愛知県西尾市で70年以上に渡り伝統的な味噌づくりを続ける「すずみそ醸造場」。これまでは小売店への卸売りを主としていましたが、「より長く、より多くの人を味噌で楽しませたい」という想いで、コンシューマー向け事業の新規開拓の相談がありました。
大豆の価格高騰を背景としながら、ブランドおよび商品の付加価値を高めるためのフラッグシップとなる複合施設を構想。第一弾としてカフェ・物販施設を建築しました。
施設はオーナーが所有していた古い建物をリノベーションし、ブランドの世界観を体現した空間での体験を提供します。
“エデュテイメント”で付加価値を持たせる
・醸造場直営店ならではの「本物の味噌の味」を売りにした定食メニューやスイーツを提供するカフェ
・味噌を用いたプロダクトの物販
店内にはすずみその味噌づくりの過程を展示。“エデュケーション”と“エンターテイメント”の要素融合により商品・体験に価値を付加します。
02 プロジェクトコーディネート
事業・補助金コンサルティング
提携:ふくろう経営デザイン室
approach
・補助金申請に向けた事業計画書の作成
・インタビューによるビジョンの策定
・マーケティング目線での戦略の策定 など
output
ビジョンの策定
1950年創業の天然醸造・無添加の豆味噌づくり(既存事業)と、新たに開発する飲食・物販事業それぞれのビジョンを策定。またそれらを掛け合わせた企業全体のコーポレートビジョン【100年変わらず、“心”に残る味噌づくり】の策定を行いました。
ターゲット設定
子ども連れの家族が多く訪れる「こどもの国」という遊園地に隣しており、また周辺に飲食店やお土産屋などが少ない立地。ターゲットを「こどもの国」来園者や西尾市への観光客に。
強みを活かした戦略
醸造場直営店ならではの本物の味を気軽に感じてもらえる料理やお土産、子どもも楽しめる味噌スイーツなどを開発し提供・販売。また老舗ブランドだからこそ醸し出せる「古きよきものを受け継ぐ」「新旧の共存」といった世界観を表現する建築(リノベーション)。
グラフィック・プロダクトパッケージのデザイン
提携:ふくろう経営デザイン室
来店者が自宅でも本物の味を楽しむことができ、人にも渡したくなるお土産で認知拡大を狙います。
メニュー開発
提携:フードコーディネーター 山田実加
すずみその豆味噌の良さを引き出すスイーツのメニューを開発。
店舗デザイン・リノベーション
株式会社ラ・カーサ
オーナーが親族より受け継いだ建築物をリノベーション。既存の柱や壁を可能な限り利用しコストコントロールしながら、「新旧の共存」をコンセプトに老若男女問わない集客を狙った改修を行いました。
広報チャネルの提供
・プレスリリースの発信
・提供ラジオ番組での紹介
・ローカルメディアへの記事掲載